Markdownの高度な使用

このセクションでは、多くのMarkdownを作成するために必要な特別要件を与えるため、「Markdownでテキストをよくする」というタイトルのセクションにおける基本的な情報を発展させます。分からない場合または以下に記載されているフォーマットを必要としない場合、このセクションを読み飛ばして、必要なときに再度お読みください。

(さらなる) 高度なオプションを利用することができます。詳細は、補足情報をご覧ください。

改行

いくつかのテキスト、例えば詩では、しばしば改行を入れることは大切なことです。デフォルトでは、行が文章の構成要素となるため、改行キーで改行を入れても意図された効果を与えることはできません。

二十日鼠にせよ、人間にせよ、周到に立てた計画は、
思ったとおりにはならず、
あてにした喜びに代わって、
悲しみと苦しみだけが残ってしまう!

改行を入れるために改行キーを使用した上記入力は、以下のように改行が無視された出力になります:

二十日鼠にせよ、人間にせよ、周到に立てた計画は、 思ったとおりにはならず、 あてにした喜びに代わって、 悲しみと苦しみだけが残ってしまう!

しかし、それぞれの行間に2行のスペースを入れることで、次のように改行を強制することができます:

二十日鼠にせよ、人間にせよ、周到に立てた計画は、
思ったとおりにはならず、
あてにした喜びに代わって、
悲しみと苦しみだけが残ってしまう!

水平方向の罫線

3つ以上のアスタリスク (*) 、ハイフン (-) または下線 (_) を入力することにより、水平方向の罫線を作成することができます。

これは動作します:

***

しかし、例えばテキスト編集ウィンドウでさらに明確なセクションブレークのため、空白または更なる文字を追加することができます。

* * * * *

-------------------------

_ _ _ _ _

これらすべての方法では、正確に同様の結果となります:


画像のリンク

Markdownドキュメントでテキストを改良することで、ウェブリンクを作成したり、画像を挿入することができます。クリックできるリンクを持った画像を作成できるかどうか明確ではありません。

[the google search engine][google]

![the google logo][logo]

上記は標準的なウェブリンクとイメージです。リンクテキストがある場所に画像をこのように置くこともできます:

[![the google logo][logo]][google]

上記のリンクでは、文書内の他の場所にある下記のようなリンク定義と連携したものです:

[logo]: http://www.google.com/images/logo.gif
[google]: http://www.google.com/ "click to visit Google.com"

下記のようなクリッカブル画像リンクを作成してください (リンクにホバーしたい場合、ツールチップを同時に作成してください):

the google logo

このテクニックの便利な例は、大きな写真をダウンロードするため、小さな「サムネイル」をリンクとして設置する場合です。

テーブル

MarkdownでシンプルなHTMLテーブルを作成することができます。以下、テーブルの例です:

名前    |   年齢
--------|------
Fred    |   29
Jim     |   47
Harry   |   32
名前 年齢
Fred 29
Jim 47
Harry 32

通常の書式設定をセルコンテンツに適用することができます。水平線の左側または右側にコロン追加することで、カラムを左側または右側に位置あわせすることができます (詳細は、補足情報をご覧ください)。

定義リスト

定義リストは用語に続く定義で構成され、辞書に似ています。以下、簡単な例です:

Moodle
:   よく知られたオンライン学習プラットフォームです。

PHP
:   スクリプト言語です。
    多くの場合、インタラクティブ・ウェブアプリケーションの開発に使用されます。
Moodle
よく知られたオンライン学習プラットフォームです。
PHP
スクリプト言語です。 多くの場合、インタラクティブ・ウェブアプリケーションの開発に使用されます。

脚注

脚注には2つの要素があります。上付き文字の番号となるテキスト中のマーカーおよびドキュメントの最後に表示される脚注の定義です。以下、簡単な例です:

そのことに関して、私の本を読んでください。[^1]

[^1]: 私の本に関するすべてです。

あなたの好きな場所に脚注の定義を配置することができます。脚注の定義は、それがテキストで使用される順番で一覧表示されます。同じ脚注に1つ以上のリンクを作成することはできません。

埋め込みHTML

すでにHTMLに関して熟練していると、Markdownはあなたが慣れているような十分なコントロールを許さない場合もあります。幸いにも、Markdownは、この事態に対処するために設計されており、Markdownフォーマットテキストに直接HTMLを埋め込むことができます。

* <small>小さなテキスト</small>
* <big>大きなテキスト</big>

  • 小さなテキスト
  • 大きなテキスト

HTMLマークアップは、弾丸リストと共存していますので注意してください。これは、特定の状況であなたに完全なHTMLにアクセスすることを許可する、段落やリストのような基本的なフォーマット機能のような複雑なHTMLを記述する平凡な仕事からあなたを解放します。

フォーマット済みコード

上記のセクションと異なり、HTMLとして処理されるよりも、あなたが入力したとおりにHTMLを表示したい場合、それぞれの行を4つの空白文字で開始することができます。

<p>コードとして表示される <b>HTML</b> 内の段落</p>

これもまた、コンピュータコードを表示することができます:

print "Command-line arguments: (@ARGV)n";

このフォーマットは、しばしばコンピュータプログラムのリスト、またMarkdownが異なるタイプのフォーマットを表示するうために使用する文字を含む他のテキストに使用されます。これらの行では、Markdownのフォーマットは解除されます:

通常、この単語は **太字** です。

通常のテキストにこのような文字を含む方法については、以下のセクションをご覧ください。

特殊文字の使用

Markdownフォーマットなしで、特殊文字を使用して処理したい場合は、単純にバックスラッシュ文字 () を文字の前に記述してください。これは文字の「エスケーピング」として知られています。バックスラッシュは表示されませんが、バックスラッシュに続く文字は入力した内容どおり即座に表示されます。

*強調ではなく、アスタリスク*

は次のように表示されます。

*強調ではなく、アスタリスク*

逆に下記の場合は、

*強調ではなく、アスタリスク*

次のように表示されます。

強調ではなく、アスタリスク

補足情報

MarkdownシステムはMoodle独自のものではなく、増え続けるウェブパブリッシングのツールとして利用されています。Markdownシステムに関する詳細情報は、http://daringfireball.net/projects/markdown/ にてご覧いただけます。

Moodleでは、「Markdown Extra」として知られる追加機能が含まれたバージョンのMarkdownを使用します。詳細は、http://www.michelf.com/projects/php-markdown/extra/ にて覧いただけます。

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